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堂島巡り③~「働きやすさ」が求められる企業と公園~




大阪市北区のビルの空室率は低下傾向にあり
平均賃料は毎年上がっております。



それに合わせるかのように
梅田駅周辺、堂島川周辺では
近年、大きな開発が進んでおり
高層ビルからホテル、商業施設まで
建設や建直しが進んでいます。



しかしこれは
大阪市内全体でおこっていることではありません。
市内のビジネス街でも
企業数が増加しないエリアや
逆にビルの空室率があがっているエリアもあり
企業や人が集まる場所は現在、二極化の傾向にあります。


企業が集まる場所というのは
アクセスの面や周辺環境など
様々な要因がありますが
集中するエリアは時代と開発によって変わっていきます。


ビルの空室率や開発状況をみると
大阪のビジネスの拠点は今、北に移っている傾向にあります。



ではこれからの時代
企業が集まる場所とはどんなところでしょうか??






突然ですが
『靭』
この漢字を皆さん読めますか??








これでウツボと読みます





初見では難しいですよね。。。。



堂島から四ツ橋筋を南に進むと
ビジネス街の中に大きな公園があらわれます。





公園の名前は靭公園(ウツボ公園)




御堂筋淀屋橋ー本町の隣になります





なにわ筋を挟んで東西に展開するこの公園は
ビジネス街の中ですがとにかく広いです。


公園の中には川が流れ
小さな丘もあります。



子供もたくさん遊んでおり
公園だけ見ればビジネス街の中にいるとは思えない空間です。




公園周辺には
オシャレなカフェが立ち並び
落ちついたにぎやかさがあります。


平日は四季を感じる憩いの場として
休日は子供たちの声でにぎわっています





その場所に何があるかで集まる人は変わります。

企業が集まる場所にはビジネスパーソンがいます。

公園には子供やファミリー集団がいます。
ビジネス街の中にあっても靭公園も同じです。



企業が集まるところには働く人が集まり
緑や公園があるところには近くに住みたいと思う人が集まる



では二つがあるとどうでしょうか??


ビジネス街の中に公園や緑がふえると
街の美化や環境の改善だけではなく
働く場所と暮らす場所がとても近くなります。

自分や家族が住みやすくて、職場も近い
ビジネス街だから交通のアクセスも充実している。


人が集まるとレストランやお店も
公園の周りに集まり
より住みやすい環境になっていく


そして住みやすい街には
人が集まる


とてもシンプルなことですが
街に人が集まる素敵な循環です。




靭公園周辺はこの循環が見て取れます。



その街に公園があるかどうかというのは
住みやすさという視点だけではなく
働きやすさという視点で見ることも
これからの時代には重要になっていくのではないでしょうか。



他にも北区では緑や水辺を中心とした開発が進んでおり
堂島川の中之島公園やリバーサイドがそのいい例です。

ビジネス街の真ん中にありますが
休日は多くの人で賑わいます。


緑というのはそこで過ごす際に非常に重要になってきます。
パソコン一つで仕事ができるようになった現代だからこそ
「どこで」や「どんなところで」という点が大切になってきています。


「住みやすさ」だけではなく
「働きやすさ」が求められる時代の流れを考えると
今後、企業が集まるエリアや環境が見えてくるのではないでしょうか



ビジネス街で住むというのは
効率と快適さのトレードオフと思われがちですが
両方を可能にする環境もあります。




そうした環境には
これからの時代
人が集まる場所の一つになっていき
企業が集まるエリアになっていく一つの特徴になると考えています。



働きやすさが企業に求められる。
靭公園周辺の変化は
今後注目していきたいですね。


 
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